2014年08月25日
言葉が飛び交う

切腹・自刃・討ち死に・・・・
そんな言葉が飛び交う戦国の物語においては村重の行動と言動は異質なものにしか映らないかもしれません。
でも所詮人間なんて、今も昔も変わらないんじゃないかと思います。
生きることにも死ぬことにも、みんな理由がいるという面倒くささ。その面倒な生き物が人間なんじゃないかなと思うのです。
信長よりは長く生きたけれど、見たかった景色はこれではないと村重は感じていたはず。
ではではと切腹できるものでもなく、彼は生きながらに死んでいきました。
だけれどそんな彼を蘇らせたのは、だしが乳母に託した子どもと再会出来たからでした。
もちろん最初は父と喜んで名のれる訳もなかったのです。なにしろ子供の母を見殺しにしてしまったという負い目もあったでしょうし、何より今の自分の存在が父として誇れるようなものではなかったからでした。
だけどこの後、もう一度彼は官兵衛のサポートもあって、もう一度我が子に会い、その絵を見て百年氷のような心を氷解させるのでした。
でも肝心のここ、あまり良く覚えていないのです。官兵衛による〈主人公ですからね〉会心の一撃があったはずなのに、なんでなのか覚えてない・・・。
多分それはその後のシーンからラストまでがインパクトが強かったからなんだと思います。
Posted by jiangei at 15:31
│herrui