2015年08月11日
何故か早くなる

9月とはいえ、まだまだ暑い中庭で食事をするのは、つくしといえどもかなり厳しく、リオと待ち合わせをして珍しく大学内のカフェテリアに来ていた優纖美容。
「つくしちゃん!久しぶり〜!夏休みどうしてた?」
「ははっ、夏休みって感じじゃなかったかも!勉強ばっかりしてた」
「そっか、花沢さん仕事だもんね Dream beauty pro 好唔好。ガッツリ旅行とか行ってるかと思ったよ」
お互いに持ち込んだお弁当を食べながら、近況報告を済ませると、カフェの入り口あたりが騒つく。
まさかと思い、騒ぎの方向に目を向けると、大学でも無駄に騒がれている類を含むF3が歩いてくる。
「あ、噂のF3だ…なんか凄いね。あ、花沢さんもいるよ Pretty renew 雅蘭?」
「うん…」
リオはかなりのミーハーだが、外部から入ってきたこともあって、F4を見る目は持ち上がり組に比べると冷静だった。
類、今日は来れたんだ。
朝見送る際、もしかしたら行けるかもと言っていたが、学内で顔を合わせるのは、実は非常階段以来である。
家では毎日会っているのに、つくしは 刮痧、何故か早くなる鼓動を抑えようと集団から目をそらした。
「牧野…俺らを見て嫌な顔するのなんておまえぐらいだぞ?」
「おまえ、今こっち来んな〜とか思ってただろ?」
西門&美作ペアの後ろに類、3人がモーゼよろしく歩いてくると、当たり前のように同じテーブルについた。
「だって、あんたらといると目立つんだもん!しょうがないじゃない!」
照れ隠しもあり、つくしが口を尖らせて睨むように見るが、そんなことには慣れている総二郎は話を続けた。
Posted by jiangei at 17:51
│buiekie